仁尾竜まつり(香川県仁尾町) 雨が少なく、古くから水不足に悩まされてきた香川県。「たっぷりの雨に恵まれますように」―そんな雨乞いの願いを勇壮な祭りに託したのが「仁尾竜まつり」です。 幕開けを告げるのは、地元踊り連の演技。続いて、「仁尾竜翔太鼓」の音色に誘われるように巨大竜が姿を見せます。稲わらと青竹で作った巨竜は長さ40メートルで、重さは約4トン。150人の担ぎ手が高々と差し上げ、町を練り歩く姿は圧巻です。 「そぉーれ、竜に水あぶせ」。見物人は掛け声に合わせ、手桶やバケツで竜に水を浴びせます。 町では200年ほど前、大干ばつの際に稲わらで大きな竜を作り、雨乞い神事を行っていたそうです。古くから伝わる伝統を1988年に復活させたのが、この祭り。巨大竜が水しぶきを受ける迫力満点のまつりに県外からの観光客も多い。