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弘前ねぷたまつり(青森県弘前市) 弘前ねぷた祭りは8月1日から7日まで、「火扇」とも称される扇形の灯ろうが市街地を練り歩きます。勇ましく力強い「ヤーヤドー」の掛け声とともに、ねぷたが整然と行き交う様子から、戦への出陣の祭りと言われています。表側は青森ねぶた同様、武将や英雄の勇壮な絵が描かれる一方、裏側には対照的に美人画、水墨画などが描かれます。 18世紀初めまでに箱形の灯ろうを中心に祭りの形が整い、やがて文政年間(1818-1829年)から幕末にかけて、弘前では人形灯ろうが主流になりました。明治以降、ねぶたは蛮風として一時禁止されましたが、1882(明治15)年に復活。このころ弘前に大型扇灯ろうが出現し、武者絵が競って描かれて、城下町独特の気風を象徴する祭りとなりました。 今日の扇形のねぷたが完成したのは戦後のことで、竹森節堂(個人)が日本画の手法を取り入れ、形を整えながら芸術性を高めました。 にぎやかな青森ねぶたが「動」の祭りなら、優美で情緒ある見送り絵に代表されるように、弘前ねぷたは「静」の趣がある祭りと言えます。
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